2019年10月19日、毎年恒例の川越車両センターまつりが今年も開催されました。
この日は台風19号による影響で八高線(高麗川~北藤岡)が終日運休となったり、前日になって八高線全通85周年イベントの全面中止が発表されたりしたため開催されるかかなり微妙なラインでしたが、そんな大変な時期にも関わらず決行してくださいました。感謝です。
川越線は相鉄線直通や車両の置き換えなど東西ともに激動の一年となり、平成の今までとは展示車両にも変化があるかも…?と思い、さっそく向かってみると…。
前照灯が点いている…!
準備中だから点けているだけかと思いながら道を歩いても、いつまで経っても前照灯は点いたまま。
ちなみにこちらが去年の様子。見えにくいですが、この時点ですべて尾灯になっていることが分かるかと思います。
入場。今年は去年よりも若干人が少なかった印象です。
入ってすぐの庫内には宮ハエ107編成が留置されていました。
というわけで、今年の展示車両。やはりみな前照灯が点いています。
しかしこの並び、圧巻です。11月30日の相鉄線直通がいよいよ現実味を帯びてきたような気がします。
相鉄12000系12105F。「各停 海老名」表示で固定されていました。…なお、相鉄の車両は通常ダイヤでは埼京線の新宿以北に乗り入れることはないとのこと。ダイヤ乱れの際には顔を出すかもしれませんが、それでも川越までやってくる機会はそうはなさそうです。
E233系7000番台宮ハエ120編成。「各駅停車 川越」表示で固定されていました(「各駅停車 川越線」との交互表示もなし)。
東京臨海高速鉄道70-000形トリZ2編成。「りんかい線直通」「新木場」の交互表示でした。
ここまで三者三様、それぞれの会社の行き先を表示していました。レアな行き先を出してほしかったという向きもあるでしょうが、「バラバラな路線たちが一つになる」という意味で、個人的には感慨深いものがあると思っています。
もはや恒例となった209系宮ハエMue編成「MUE-train」とクモヤ143-11の並び。
こちらは去年の並び。実は立ち位置が逆になっていたり。
洗浄線通過体験に充当された209系3500番台宮ハエ51編成です。八高線85周年ヘッドマークと特製の編成札に加え、この前日より展示されている車内の塗り絵が乗車する人々を笑顔にさせる演出だったのでしょう。
あえて展示という扱いにせず、車内に乗車できるようにしたその心意気に脱帽です。
休憩車両には定期運用を離脱したE257系0番台長モトM-102編成が開放されていました。
車内は改造待ちのため現役時代のまま…と思いきや、E257系撤退後のあずさなどの乗車システムを説明した貼り紙が椅子付属のテーブルに掲出されていました。臨時運行時のためでしょう。
車掌放送体験と園児絵画展示に充当された宮ハエ131編成。入退場用のドアは非常用ドアコックによって開けられていました。
一方、奥の方でひっそりと休車になっていた宮ハエ110編成。MM'7410の発車時に異音がしているため、そこの修理でもするのでしょうか。
また、一部より期待されていた宮ハエ72編成の展示は、当日早朝に八王子を出発し昼前に拝島へ留置される運用に就いたため実現しませんでした。
209系3000番台のイラストが添えられた「川越車両センターまつり」の横断幕も、実車の撤退に合わせてか今年は掲出されていませんでした。
去年掲出されていた横断幕。
表彰状は新たなものが追加されていました。
車掌体験の車内には埼京線の歴史についてのポスターも。
展示から漏れてしまった車両たち。それでも、オリンピックのラッピングが施されている宮ハエ105編成が最も分かりやすい位置にいるのは意図的なのでしょうか?
臨時でやって来た特急車両に関しては撮影できませんでした。
あいにくの曇り空でしたが、それでも開催中は雨も降ることなく終始温和な雰囲気のまま今年の一般公開は終了しました。
今年も素晴らしい展示内容でした(^^)
オマケ。車両センター内で購入したクリアファイルですが…
「51」の編成札を掲げているのはあなたではないはず…
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