▲箱根ヶ崎に到着する209系3500番台宮ハエ51編成
1998年、JR東日本は次世代型電車「E231系」の試作車として、中央・総武線各駅停車に「209系950番台」を送り込みます。特に機器類においてさまざまな新性能を搭載していたため、E231系の投入どころか試作車自体の営業運転まで時間を要することを予測した同社は、車体は209系950番台のものを、機器類はすでに技術的な面で確立されている209系0番台のものを流用した車両「209系500番台」を製造することにより、E231系製造までの間の老朽車置き換えを滞らせることなく行いました。
結果的に10両編成17本が配置され、2010年までに4本が他線へ転出したほかは一貫して中央総武線各駅停車で運行されてきた209系500番台でしたが、同線へのE231系500番台投入により順次撤退。うち5本は八高・川越線向けの転用改造を受け、川越車両センターへと転入しました。これが209系3500番台です。
2019年4月1日現在、5編成20両が車籍を保持しています。
▼川越車両センター所属車
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