GV-E400系による走行試験実施中

▲キハ111-204+キハ112-204と並ぶGV-E400-9(毛呂駅)


2020年9月より、GV-E400-9を使用した走行試験が八高線の非電化区間で行われています。

JR東日本では踏切制御と列車の速度制御をGNSS(全地球航法衛星システム)という最新技術を開発しており、このたびGV-E400系を用いて八高線で踏切制御の試験を行っているようです。

GNSSによる踏切制御は列車の位置を車上で把握し、列車と地上設備間の伝送装置に携帯無線通信網を活用します。また地上設備を最小限に抑えることができるため、現場の負担軽減につなげるねらいがあります。

八高線内には第一下郷踏切(寄居~折原駅間)などに試験用の装置が設置されており、走行試験においてはこの装置と実際に連動して試験を行っているものと思われます。


JR東日本のプレスリリースによればこの試験は八高線の非電化区間において2021年1月まで行うとされ、その後2021年度に列車速度制御の試験を開始し、2024年度の導入を目指しているとの記述があります。向こう数か月は八高線を走行する姿が見られそうですが、2021年度も八高線で試験を行うか、2024年度の導入線区がどこであるかは不明です。

GV-E400-9自体本来は五能線向けの営業車であるため、期間が終了してすぐに秋田総合車両センターへ帰区する可能性も十分考えられます。

▲五能線カラーの列車と八高線カラーの駅名標が並ぶ

▲復路。日中に行われるため各駅の停車時間は短い



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