2022年3月ダイヤ改正

2022年3月12日(土)、JR東日本にてダイヤ改正が実施され、八高・川越線にも様々な変化がありました。


◎八高・川越線

・ワンマン運転開始

八王子~川越駅間において、すべての電車でワンマン運転が開始されました。車掌がいなくなったため駅側の発車メロディを扱わず、電車に搭載されている車外スピーカーから固定の発車メロディを流すことで乗降を促します。これにより八王子駅1番線で使用されていた「夕焼け小焼けB」が消滅したり、笠幡駅にてATOS自動放送の駅名連呼が流れなくなったりなど、駅放送面でも変化がありました。

なお、運用によっては従来行路の関係で運転席に添乗していた乗務員が車掌側の乗務員室を使用する場合があります。

(金子駅にて、まるく様提供・転載禁止

また、後述の中央線直通廃止に伴って朝時間帯を中心に大きく運用が変化し、南古谷発拝島行という出庫と中央線直通補填を兼ねたイレギュラーな運用が平日の朝時間帯に誕生しました。現在は終電として夜間に設定されている上り拝島行ですが、明るい時間帯に走るのは2009年に消滅して以来13年ぶりとなります。

ダイヤ改正以前は右の拝島行が快速東京行、左の高麗川行が高麗川で折り返し2本目の快速東京行となる中央線車両の運用でした。なお土休日は元より中央線直通運用が1本かつ、拝島で八王子行の始発電車に接続するダイヤであったため、この八王子行と融合する形のダイヤになり朝の拝島行は見られません。


・中央線直通の廃止

全電車ワンマン化に伴い、ワンマンに対応していない中央線直通車両のE233系が撤退。これにより、電化以来26年間続いた中央線直通の歴史に区切りがつくこととなりました。

金子駅1番線に残されていた番線標の「中央線」表記は、改正に先駆けて消滅しました。合わせて番線標自体が光らなくなっています。

営業での高麗川入線は今後設定が復活しない限り見込めませんが、非営業ではまだ入線する機会があるかもしれません。

(直通最終日の高麗川、みかま様提供・転載禁止

改正前日の3月11日(金)にはトタH50編成が充当されました。


◎八高北線

・単行運用誕生

(荒川橋梁を1両で渡る239D、◇はや◇様提供・転載禁止

八高北線でも変化がありました。南線に歩幅を合わせるかのごとく、朝夜のごく一部の列車を除きワンマン化され、無人駅を含めすべてのドアで乗降可能となりました。

一部では減車が発生。3両編成から2両になった運用があるいっぽう、日中の230D→239Dの1往復のみですが1両ワンマンの列車が出現。八高線における定期旅客列車で1両の運用が設定されるのは初めてと思われます。

初日にはキハ110-222が充当されました。運用には明るくないのですが、この日高麗川で見た225Dの片方がこのキハ110-222だった記憶があります。


◎埼京線

・相鉄線直通の通勤快速廃止

平日朝に1本だけ設定されていた、通勤快速海老名行の運用が消滅しました。この後ろを走る新木場行と行先を入れ替える形で改正後は新木場行となります。相鉄線内で営業を開始し、いったん川越まで来たのちとんぼ返りで相鉄線内へ帰る唯一の運用でしたがこれもなくなりました。

ほか、下り朝時間帯の中浦和~北与野に停車する電車が異常に少ないことへの救済措置として、4駅を通過していた通勤快速が一部快速に格下げされています。川越線内での列車間隔を揃えるため、大宮までの発車時刻が若干早まっています。



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Reiwa Kawagoe Line

令和時代を迎えた川越線、埼京線そして八高線についてまとめたサイトになる予定です。

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