2021年6月30日、JR東日本は東京オリンピック2020の開催期間中に一部線区で終電時刻の繰り下げ・臨時列車の運転を実施すると発表しました。
午前2時まで山手線・京浜東北線が運転されることや朝4時に東京へ到着する東北新幹線、2002年の日韓ワールドカップ以来の設定である「カシマスタジアム号」などが話題となっていますが、埼京線・八高線は終電時刻の繰り下げ、川越線は臨時列車の運転をそれぞれ一部の日に実施することとなりました。
…が、7月9日に1都3県の会場で行われる競技については無観客で実施すると発表。終電繰り下げの必要が無くなったため、埼京線と八高線については7月10日に運転取りやめが発表されました。ゴルフの最寄駅である笠幡駅を抱える川越線については会場と協議の上決めるとありましたが、こちらも中止になってしまいました。この事実も残念ですが、笠幡駅のオリンピックに向けて新設された臨時改札口がどうなるかが気になるところです。
埼京線 終電繰り下げ
運転日:7月23日(金)~8月8日(日) 中止
<上り>
- 赤羽0:00→池袋0:08→新宿0:14
- 川越23:26→池袋0:19→新宿0:24
- 大宮0:10→新宿0:48
- 赤羽0:45→池袋0:53→新宿0:59
- 大宮0:40→池袋1:14
- 赤羽1:29→池袋1:38
- 赤羽1:54→池袋2:03
<下り>
- 新宿0:15→池袋0:22→赤羽0:30
- 新宿0:30→大宮1:09
- 新宿0:45→赤羽0:58
- 新宿1:00→大宮1:39
- 池袋1:24→赤羽1:32
- 池袋1:48→赤羽1:56
埼京線は区間延長も含め上り7本、下り6本が深夜帯に運転されます(下線部分が増発されている箇所)。車両の留置箇所は平時と変わらない本数になるように調整されているようで、終点で京浜東北線北行に接続する下り6本目は赤羽着後池袋まで回送され入庫するものと思われます。
もっとも増発される区間は限定的で、川越線区間や新宿以南は繰り下げが行われません。1時台にはほぼ赤羽線部分のみでの運行となっているなど、普段の深夜帯ダイヤを引き延ばした形になっています。
八高線 終電繰り下げ
運転日:7月27日(火)、28日(水)、30日(金)、8月2日(火) 中止
- 八王子23:58→拝島0:09
- 八王子0:40→拝島0:51
- 八王子1:10→高麗川1:45
本来の終電である八王子23:21→高麗川0:02の後に3本設定されています。おそらく八王子23:31着の所定77運用の車両を使用するものと推測されますが、拝島0:51着→折り返し八王子まで回送→八王子1:10発というのは余裕時分が少ないように思われます。また高麗川1:45着後そのまま留置させると翌日の4:45発61運用に充当される車両がなくなり、これのために2時台に回送するというのも効率的ではないため、3本目については高麗川留置の61運用または73運用を八王子に送り込んだうえで充当させ、77運用は2本目の運用を終えそのまま八王子に回送されるという可能性も考えられます。
川越線 臨時列車運転
運転日:7月29日(木)~8月1日(月)、8月4日(水)~7日(金)中止
9時台~18時台に定期列車の時刻変更も含めた臨時列車が川越~高麗川駅間で上り30本、下り31本運転されます。
日中は増発区間で毎時3~4本が運転され、2015年改正以前のように約20分間隔で発着します。もっとも八高線は毎時2本の30分間隔ダイヤを保つため、時刻変更がない限りは高麗川で長時間停車する電車などが発生する見込みです。
どのような車両運用になるか試しにダイヤを引いてみましたが、途中で車両が確保できなくなってしまったため諦めましたw
少なくとも79運用が車庫に入らず運行される可能性は高く、77運用も折り返し運用に入り続けるかもしれません。日中の6番線使用もありそうです。
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